簡単にISO9001,ISO14001,OHSAS18001の取得について
ISO9001,ISO14001,OHSAS18001の取得で難しいイメージを抱いていませんか?
(1)①ISO審査と②ISOの構築期間と③ISO取得後の運用について
ISO審査の流れと大枠なスケジュールについて
→7月スタートで11月(一次審査9月,二次審査10月)に間に合わせる☆ISO取得においては,ISO審査を3つ受けなければなりません。
(ア) 文書審査 マニュアル等の文書がISO9001,ISO14001.OHSAS18001の規格要求事項を満たしているか?
(イ) 一次審査 構築された品質,環境,労働安全衛生マネジメントシステムについて審査し,次回の第二次審査に進めるかどうかの審査をします。またシステムの改善点を見つけ,改善したほうが良い場合には、改善します。よって不適合はでません。
(ウ) 二次審査 一次審査での指摘の改善,その他システムの審査をします。そしてISO取得後のスタートが切れるレベルの判断をします。不適合が1,2件出ることが予想されます。
※審査は,ISO取得の合格,不合格を出すのが目的ではありません。ISOというツールを活用して経営に活かして頂くための審査です。
② ISOの構築
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
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文書 一次 二次 取
審査 審査 審査 得
(5日) (25日)(25日) (20日)
コンサル回数
4回 3回 4回 4回
これまでのお話で,ISO審査まで間に合うだろうかという不安が出てきたはずです。ここで大丈夫!大丈夫!というしかコンサルタントは,言えません。でも、こんな短い期間では,簡単でISOを取得できれば良いという意見も出てきます。
構築では,ISO規格要求事項を理解しているという前提で
→文書を作成する作業と記録を作成していく作業(運用)が必要です
・すぐに審査機関の審査日の確認と契約
※(期待していた審査機関で対応できない場合もあります)
・総務部は,電気,紙,水道の1~2年間の使用量の調査、データを把握。
・8月末か5月始めには,内部監査員養成教育を実施
・7月中に○○支店の訪問
・7月連休明けに、○○○県,○○県の営業所訪問
・8月中旬には,記録様式を確定しなければなりません。確定しないと記録が作れません。
・文書審査のために,8月始めには,品質マニュアル,環境マニュアル,労働安全衛生マニュアル
品質環境安全管理規定,著しい環境側面リスト,危険源の特定リスト,法的及びその他の要求事項一覧表を郵送する必要があります。
記録を作成していく作業(運用)
・ISO推進室が作成していく記録
・各現場担当者が作成しなければならない記録
※審査対象現場を選定
現場 間もなく検査を受けて終了する現場
受注して現在施工中の工事
受注して間もない工事(施工計画の段階)
ここで弊社からの(株)○○組様の顧客要求事項を簡単に確認
●経営陣,営業部は経営事項審査の加点が主な目的(ISO取得の目的)●ISO推進室は,取得後も簡単で運用していきたい。●現場は,書類を少なくして欲しい。
(プロセス)営業 受注 施工準備 施工 検査 引き渡し アフター
ISO規格要求事項とプロセスとの関係を理解する必要があります。
ISO経験者はどれ程いらっしゃいますか?
構築メンバーは,各部門より最低2名は出席することをお勧めします。
審査機関と契約わされていない状況では、審査の工数もはっきりしません。
審査員が数人来て、
一人が社長,管理責任者,総務部,営業部,経営企画室等を審査
一人が土木,舗装部門等を審査
一人が建築部門を審査
一人が土木現場審査
一人が建築現場審査
各部門が構築する主な内容(掲げていない項目もあります)
経営者・マネジメントレビュー(品質)
・マネジメントレビュー(環境)
管理責任者
・品質方針の策定
・環境方針の策定
・品質目標の設定
・内部監査員の教育
・内部監査の実施
・是正処置及び予防処置
ISO推進室
・電気,水道、紙の使用量のデータ取り
・工事成績評価点数のデータ収集分析
・プロセスシートの作成
・品質保証体系図の作成
・ISOカレンダーの作成
・品質目標の設定
・環境目的,目標及び実施計画書の作成
・品質マニュアル,環境マニュアル,品質環境管理規定,環境管理手順書
・記録様式(共通,品質,環境)
・文書管理
・文書、記録を管理する青ファィルを20冊ほど準備をして頂きます。
・外部文書の整備
・設備機器(インフラストラクチャー)の洗い出し
・運用管理(環境)
・監視及び測定(環境)
・内部監査の実施
・緊急事態の準備及び対応訓練
・オフィスで適用される法令の順守評価
・データの分析
・是正処置及び予防処置
総務部
・年間教育訓練計画
・環境影響評価をオフイスで実施
・品質目標の設定
・内部監査の実施
・是正処置及び予防処置
営業部
・品質目標の設定
・内部監査の実施
・顧客要求事項の確認
・是正処置及び予防処置
設計部
・品質目標の設定
・内部監査の実施
・是正処置及び予防処置
施工部門
・取引業者の評価 取引業者調査票の作成及び発送、回収,取引台帳の作成
・計測器の校正 校正証明書,トレサビリテー体系図,校正業者の校正証明書,校正手順書
・環境影響評価を各現場で実施
・品質目標の設定
・受入検査員の資格 受入検査の方法は?
・工程内検査員の資格
・完成検査員の資格
・施工計画書の作成、承認は
・外部文書の整備
・協力会社の検査の計画と実施
・年間教育訓練の計画の総務部への報告
・図面配布の管理
・内部監査の実施
・著しい環境側面運用手順書の作成
・是正処置及び予防処置
施工現場
・品質目標の設定
・環境目標及び実施計画書の作成
・品質方針,品質目標,環境目的、環境目標の協力業者への周知、
・緊急事態の準備及び対応訓練
・現場での適用される法令の順守評価
・運用管理(環境)
・監視及び測定(環境)
・内部監査の実施
・是正処置及び予防処置
○○支店,各○○営業所
ISO9001(品質)規格要求事項
序文
0.1 一般
0.2 プロセスアプローチ
0.3 JIS Q 9004との関係
0.4 他のマネジメントシステムとの両立性
1. 適用範囲
1.1 一般
1.2 適用
2. 引用規格
3. 用語及び定義
4. 品質マネジメントシステム
4.1 一般要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
5. 経営者の責任
5.1 経営者のコミットメント
5.2 顧客重視
5.3 品質方針
5.4 計画
5.5 責任、権限及びコミュニケーション
5.6 マネジメントレビュー
6. 資源の運用管理
6.1 資源の提供
6.2 人的資源
6.3 インフラストラクチャー
6.4 作業環境
7. 製品実現
7.1 製品実現の計画
7.2 顧客関連のプロセス
7.3 設計・開発
7.4 購買
7.5 製造及びサービス提供
7.6 監視機器及び測定機器の管理
8. 測定、分析及び改善
8.1 一般
8.2 監視及び測定
8.3 不適合製品の管理
8.4 データの分析
8.5 改善
ISO14001(環境)規格要求事項
序文1.適用範囲
2.引用規格
3.用語及び定義
4.環境マネジメントシステム要求事項
4.1 一般要求事項
4.2 環境方針
4.3 計画
4.3.1 環境側面
4.3.2 法的及びその他の要求事項
4.3.3 目的、目標及び実施計画
4.4 実施及び運用
4.4.1 資源、役割、責任及び権限
4.4.2 力量、教育訓練及び自覚
4.4.3 コミュニケーション
4.4.4 文書類
4.4.5 文書管理
4.4.6 運用管理
4.4.7 緊急事態への準備及び対応
4.5 点検
4.5.1 監視及び測定
4.5.2 順守評価
4.5.3 不適合並びに是正処置及び予防処置
4.5.4 記録の管理
4.5.5 内部監査
4.6 マネジメントレビュー
OHSAS18001(労働安全衛生)規格要求事項
序文1.適用範囲
2.引用規格
3.用語及び定義
4.労働安全衛生マネジメントシステム要求事項
4.1 一般的諸要求事項
4.2労働安全衛生方針
4.3 計画
4.3.1 危険源の特定、リスクアセスメント及び管理策の決定
4.3.2 法的及びその他の要求事項
4.4 実施及び運用
4.4.1 資源,役割,実行責任,説明責任及び権限
4.4.2力量,教育・訓練及び自覚
4.4.3 コミュニケーション、参加及び協議
4.4.3.1 コミュニケーション
4.4.4 文書類
4.4.5 文書管理
4.5 点検
4.5.1 パフォーマンスの測定及び監視
4.5.2 順守評価
4.5.2.1
4.5.2.2
4.5.3 発生事象の調査、不適合、是正処置及び予防処置
4.5.3.1 発生事象の調査
4.5.4 記録の管理
4.5.5 内部監査
4.6 マネジメントレビュー
③ISO取得後の運用
本来はISOの活用をコンサルタントの立場から願うものです。ところが,ISO取得の目的,構築期間等により,ISOの運用に企業間格差が自然と生まれます。
建設業では一般化していませんが,製造業では,上位の会社より工場審査を受けざるをえません。
例えば シャープやSONYから仕事をもらうには新規取引時,毎年維持審査を継続して受ける必要が
あります。食品工場においても、スーパー(ジャスコ),セブンイレブン,ローソンに地場の商品を納入する為
には、工場審査を受けて合格しないと取引をしないと合格できません。
製造業の工場は,上位の会社と取引をしたくて悩んでいます。
こんな建設営業があるかもしれません。工場建築とISO22000(食品)の取得支援です。
このレベルのISO推進室の運用を期待します。
ISOを活用して工場建設の受注に活かして下さい。
ISO推進室の会議を毎月1回定例で開催し,ISOについての理解を深められることをお勧めします。
