ISO審査の仕組み

ISO審査機関

ISO審査機関

●ISO審査の仕組み

企業がISO9001の認証取得を行う場合、審査を依頼し、実際に審査を実施するのは第三者審査機関であるiso9001マネジメントシステム認証機関の紹介です。ISO9001に関しては、国内でも数十におよぶ審査機関があり、ISO9001の取得を目指す企業は、その中から一機関を選択しなければなりません。審査を受ける側の企業はこの審査登録機関を自由に選択することができます。

審査機関を選定するためには、審査機関の実績や審査にかかる費用や審査内容等を勘案することが大事です。日本の企業だから日本の認定機関(JAB)に認定登録されている審査機関でなければならないという取り決めも特にございません。自社の業種や、企業の取引先や事業所拠点、海外の取引先に関する事項なども踏まえ、最適な審査機関を選択されることをお勧めいたします。

審査機関とは長いお付き合いになりますので、審査を受ける企業様は、審査機関を即時に決定してしまう前に、自社に合った審査をしていただけるかどうかをよく確認しておくことが大切です。

<審査登録までの流れについて>

各審査機関によって審査システムが異なりますが、代表的な例を以下に紹介いたします。

(1)審査機関選定

   複数の審査登録機関において自社の業種との関連性や費用、実績等を考慮して選定します。

(2)申請・契約

   契約条件を確認し、契約を締結します。

(3)文書審査 

   審査訪問前に品質マニュアルを審査します。※一般的に審査前に審査機関へ送付します。

(4)初回審査 

   担当審査員が企業を訪問し、本審査を受審できる体制であるかを審査します。改善すべき点を指摘され場合は是正を図ります。

(5)本審査 

   初回審査の指摘事項の改善状況を確認し、ISO9001のシステムが問題なく運用されているかじっくり審査します。

(6)判定 

   本審査の結果で適合か不適合かの判定が行われます

(7)登録・公表

   ISO適合企業とみなされると、審査機関から認証書が発行され、企業名も公表されます。

(8)継続審査 

   ISO9001を維持していくために半年または1年に1回審査機関から審査を受けます。

(9)更新審査 

   登録の有効期限は3年です。登録を更新するための審査を受審します。

※上位の流れはあくまでも目安です。審査機関ごとに異なりますので、必ず審査機関にご確認下さい。

 


ISO9001,ISO14001などの審査機関を選ぶとすれば・・?

 

これからISO9001やISO14001の取得を計画されている企業様!ISO9001,ISO14001の審査機関について知っていますか?

 

初めてISO9001,ISO14001を取得される方には、ISO9001,ISO1400の審査機関がどんなISO9001,ISO14001の審査機関が

 

あるか、分からない状況ですから、ISO9001,ISO14001の審査機関をどこを選んだら良いのか?は、はっきり言ってどこの審査機関に

 

しょうが構わないかもしれません。

 

そこで、どこの会社様でも、周りの知っているISO取得済みの会社様から、審査機関を紹介してもらったり、ISO9001,ISO1400の

 

審査機関の行っているISO9001,ISO14001のセミナーに参加されて、そこの審査機関を選ばれたりされていると思います。

 

私は、ISO9001,ISO14001の審査機関選びの条件として、

 

1)審査を行う質と、

 

2)審査料金の適正をあげます。

 

  1)審査を行う質とは、①ISO9001,ISO14001の審査機関の審査業務に対する姿勢と②審査員の質です。

 

     ①ISO9001,ISO14001の審査機関の審査業務に対する姿勢は、ISO9001,ISO14001の審査機関の綺麗な

 

      パンフレットに書かれているので、読んで確認して下さい。

 

     ②審査員の質については、私はこんなことだと思っています。それは、皆さんのマネジメントシステムがISO9001,ISO14001

 

      規格に適しているかどうかの適切な判断のできる人です。

 

  私は、審査員を選ぶ条件として、ISO9001,ISO14001のコンサルタントを兼務されていない専業の審査員をお勧めします

 

  それは、審査能力不足をコンサル能力でカバーしようとして、審査の中でつい、コンサルをしてしまう審査員が多いからです。

 

  また、審査員の選ぶコツとして、ISO9001,ISO14001の審査機関が外部の審査員にお願いして頼んでいる(アウトソウシング

 

  している)審査員は、外すべきです。

 

  やはり、ISO9001,ISO14001の審査機関に所属している正社員の審査員を指名すべきです

 

  ある企業での審査の中でのお話をさせて頂きます。

 

  この審査員の方は、審査の中でコンサルをされていると思い、そのISO9001,ISO14001の審査機関で付き合いさせている

 

  本社の方に、あの審査員は、どうなの?と聞いてみると、良い審査員ですよ、人気もありますし。

 

  それは、社内において審査員同士の審査員の評価も行っていますからといことでした。

 

  私はすぐさま、そのお互い評価しあう評価法は、形だけのものではないですか?と話をしました。そうしたらそうかもしれませんね。

 

  こちらでも検討します。という返事を頂きました。

 

  また、審査の評価について、審査が終了してから、審査員についてのアンケートを受審企業様からISO9001,ISO14001の

 

  審査機関の本社に送ってもらうISO9001,ISO14001の審査機関が多い。

 

  このアンケートの中で審査員に対してどうか?とゆう項目についてもコンサル的審査をされた審査員への評価は高い?。

 

  審査かコンサル審査か、分からない現状のISO9001,ISO14001審査機関の審査のように思えてならない。

 

  最後に、ISO9001,ISO14001の審査機関選びは、審査員選びと直轄していると思います。

 

  勘違いしないで下さい。良い審査員とは、審査時に,コンサルをしない審査員であるということを。

 

  逆に言えば、ISO9001,ISO14001のコンサルタントを選ぶ時は、審査員を兼務していないコンサルタントを選ぶべきです。

 

  私は、どこどこのISO9001,ISO14001の審査機関に所属していますから、審査員の経験も豊富ですよ

 

  だから、私にISO9001,ISO14001のコンサルを任せて下さいと言う審査員兼務のコンサルは絶対、はずすべきです。