iso 9001 中小企業
8.中小企業とISO
「中小企業にISO9001は必要なのか?」
これは、経営者だけではなく誰もが抱く疑問です。
確かにISO9001認証取得するためには、費用が発生します。
自社だけでシステムを構築することが困難なために
外部に支援を依頼するコンサルティング費用や審査費用、
そして活動に伴う従業員の人件費などがそれに相当します。
中小企業にとってはこれらの費用を全て負担するのは
かなりの覚悟が必要かもしれません。
しかしこれを「投資」と考え、
この投資からいかに高い費用対効果を生みだす仕組みを
構築できるかが最も大事だと考えられます。
ISO規格に書いてあることは、確かに普段使い慣れない言葉が
列記されておりますので、何かと不安は募るかも知れません。
果たして本当に我が社で役に立つものだろうかと、、、、。
しかしISO9001は「汎用性があり、業種及び形態、規模、並びに提供する製品を問わず、
あらゆる組織に適用できる」規格です。
企業や組織の大小にかかわらず、
各々の企業の特徴を活かしたISO9001システム作りが実現できます。
「ISOは中小企業に必要なのか?」
ISOは自社にとって必要なものであるかどうか、
既にISO9001認証取得をした企業に生の声を聴いてみるのが
一番参考になるかもしれません。
きっと、各社各様で、いろいろな答えが返ってくるでしょう。
企業はどれひとつとして同じ仕組みの企業はございませんから当たり前のことですが、
結局はISOに取り組む企業次第でISO取得効果は全く異なってくることになります。
もしかしたら、他社のマニュアルをそのまま自社の仕組みにして取得した企業や、
取引先からの強い要求のため急ぎ足で取得した企業などは、
「ISOを取得しなければ良かった…。」というようなお話もあるかもしれません。
しかし、それはISOのある一面にしかすぎないのです。
ISO取得のメリットは、必ずあります。
ISOの効果が現れない企業例がある一方で、“会社が良くなった!”
というようなISO取得を通じて会社に大きな改善効果をもたらした
中小企業も多数存在しております。
もともと、中小企業は、優れた商品力や競争力をお持ちであるのに
「マネジメント」の基盤(PDCAサイクル)が確立されていないことがとても多い状況です。
それが、ISOを取得を通じて、会社全体の経営基盤を強くすることができますので、
有効な導入をすれば、改善につながります。
特に
・「責任権限が明確でない」
・「ルールがはっきり決められていない」
・「社内(外)コミュニケーションがとれていない」
・「同じ様なトラブル対処に追われている」
など、中小企業の抱える問題への対処策として、
ISO9001の取得は、大きなメリットをもたらすでしょう。
これらの問題は、決められたルールに基づいて業務を遂行するための仕組みが
基盤として構築されていないことに大半は原因があると思われます。
全ての問題を解決できるのがISO9001というわけではありませんが、
ISO9001を導入することで、多くの課題が浮き彫りになり、
自社に何が足りないのかをじっくり分析する良いきっかけとなるのです。
だからこそ、
中小企業の方には、このISO9001の仕組みを大いに
企業改善ツールとして、活用していただきたいのです。
