現地審査における典型的なスケジュールの例
◇ 現地審査の典型的なスケジュール
第1日目
○ 開始会合
審査チームは、申請事業者と現地審査手順、時間割などを確認します。
○ マネジメントシステムに係る審査
マネジメントシステムに関する質問が、通常、品質管理者に対してなされます。同時にマネジメントシステム文書や記録の監査が実施されます。
第2日目
○ 通常、校正手法の区分(又は種類)ごとに1件以上の模擬校正の観察が実施されます。同時に技術管理者又は校正従事者に対して、校正方法、不確かさの見積もり、校正施設、校正用機器などに関する質問がなされます。
○ 審査チームリーダによる審査結果の取りまとめ
審査チームのみによる会合が持たれ、審査チームにより審査結果が取りまとめられます。
○ 最終会合
審査チームリーダは、申請事業所の代表者に対して、現地審査の結果に関する所見を伝達します。また、審査チームリーダと事業所の代表職員(通常は、品質管理者)の双方で審査で発見された不適合又は懸念事項を文書により確認します。確認された不適合については、30日以内に是正報告書を提出。是正に30日以上を要する場合には、是正
計画書を提出。ただし、その場合の是正報告書等の提出期限は、最初に是正報
告書の提出を求められた日から起算して原則90日を上限。何も提出がない場合には、登録されないことがあります。
なお、是正の効果及び是正計画の実施を確認する必要がある場合には、再度、現地審査が実施されることがあります。
また、懸念事項については回答書の提出が求められております。