5.4 試験・校正の方法及び方法の妥当性確認
5.4.1 一般
試験所・校正機関は,業務範囲内のすべての試験・校正について適切な方法及び手順を用いること。それらの方法には,試験・校正を行うべき品目のサンプリング,取扱い,輸送,保管及び準備が含まれ,また,適切な場合,測定の不確かさの推定及び試験・校正データの分析のための統計的手法が含まれる。

5.4.2 方法の選定
試験所・校正機関は,サンプリングの方法を含め,顧客のニーズを満たし,かつ,請け負う試験・校正に対して適切な試験・校正方法を使用すること。国際規格,地域規格又は国家規格として発行されている方法を優先的に使用すること。試験所・校正機関は,使用が不適切又は不可能な場合を除き,規格の最新版の使用を
確実にすること。

5.4.5 方法の妥当性確認
5.4.5.1 妥当性確認とは,意図する特定の用途に対して個々の要求事項が満たされ
ていることを調査によって確認し,客観的な証拠を用意することである。