要りませんよ! この環境記録。。。
昨日,指導先に行って、要りませんよ!この環境記録。
この指導先は、10年前にISO14001を取得された企業様です。
昨日のISO14001の1015年度版への移行指導の中で、2004年版の
システムの改善を企業様と検討している中で、「この記録の今までの記録を見せて
下さい」。青いファイルにつづられた記録が机の上に開かれました。
A4枚数にして70枚ほどが作成さてつづられたていました(1年間で)
この記録の内容を数枚,読んでみましたら、必要でない記録と私は、判断して、
「この記録は要りませんよ。」と言いましたら、「そうなんですか?要らないんでしたら
要らないほうが助かりますよ」と言われました。
何気なく作成している記録。
皆さんは、ただ意味のない記録を作成されていませんか?
どうしてこの記録を採られるのか考えていらっしゃいますか?
どうしてその記録が必要なのか?考えて作成されていますか?
この企業様では,8つに記録様式を減らし,1つの記録様式を追加する指導をしました。
先ほどの無駄な記録が1年間で70枚ですから、10年間で換算すると700枚も作成
されていたことになります。無駄な紙、時間を使われていたことになります。
この記録以外にも、今回不要と判断した環境記録がありましたので、多くの紙、時間が
無駄であることが分かります。私の前に座っていらっしゃる担当者(管理責任者)の方
の、何と言ったらいいのか恥ずかしい?顔の表情が思い出されます。
このような記録が多くて,困っていらっしゃる企業様,いらっしゃいませんか?
前にも何回も書いていますが、ISO規格が新しく発行され移行される場合には、
コンサルタントの方に指導を仰いだほうがいいですよと。今回の企業様のように,「”自社
では問題なく、ISO14001を運用していますよ”、毎年審査機関の審査は受けて
いるから。」
言われる通りです。でもこの話は、この企業様だけではありません。今現在,弊社で指導させて
頂いている企業様の中でも見られることです。
皆様,これから先、次のISO14001の改訂の10年先まで不要な記録を作成続けますか?