ISO45001労働安全衛生マニュアルの必要性とその理由
ISO45001は、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)に関する国際規格であり、企業が労働者の安全と健康を確保するために必要な基準を定めています。
ISO 45001労働安全衛生マニュアルは、組織のOHSMSを適切に運用し、審査や実施プロセスを円滑にするために必要な文書です
1. ISO45001マニュアルの必要性
- 組織の安全衛生方針を明確化
- 労働安全衛生(OH&S)に関する方針を定め、組織内外に周知できる。
- 経営層がリーダーシップを発揮し、従業員の安全意識を高める。
- 法規制への適合
- 労働安全衛生に関する各国の法令や規制(労働安全法、労災保険制度など)に準拠するための基準を明確化。
- 違反リスクを低減し、法的トラブルを回避できる。
- 労働災害や事故の予防
- リスクアセスメントを実施し、潜在的な危険を事前に特定・管理。
- 事故・災害が発生した際の対応フローを文書化し、迅速な対応を可能にする。
- 責任と権限の明確化
- 各部門や従業員の役割・責任を文書化し、安全衛生管理の体制を明確にする。
- 労働者の参加を促し、全社的な安全文化を構築。
- ISO45001認証取得のための必須要件
- 認証審査を受ける際、組織の安全衛生マネジメントの枠組みを示す基本文書として必要。
- 継続的改善の仕組みを明示し、審査員への説明がしやすくなる。
- 従業員の安全意識向上
- 文書を通じて、安全管理の重要性を全従業員に伝え、意識を高める。
- 定期的な教育・訓練の内容を標準化できる。
- サプライチェーン管理の強化
- 協力会社やサプライヤーにも安全衛生基準を周知し、適用を求めることで全体の安全管理を強化。
- 取引先からの信頼を獲得し、ビジネスの安定化につながる。
ISO45001労働安全衛生マニュアルに含めたい内容
全般
1 衛生委員会/安全委員会/安全衛生委員会の開催
2 安全衛生教育(法定教育:雇入れ時・作業内容変更時教育及び職長教育)
3 危険予知活動(KYT,指差呼称など)
4 整理整頓活動(4S 活動など)
5 ヒヤリ・ハット活動
6 ヒューマンエラー防止活動(危険等の見える化,注意喚起表示など)
7 安全衛生改善提案活動
8 類似災害防止の検討
9 作業規程,作業手順書の整備,周知及び見直し
10 職場巡視(法定:安全管理者,衛生管理者及び産業医の職場巡視)
11 安全衛生パトロール(法定外:トップマネジメント,管理監督者,安全衛生委員会など)
12 始業時ミーティング(安全/衛生/健康管理チェック)
13 労働者の応急救護訓練(AED の使い方も含む。)
14 安全衛生意識向上のための活動(安全衛生大会,週間・月間活動,安全衛生表彰,事例発表,
安全衛生標語の募集など)
15 受動喫煙対策
16 快適職場づくり(中高年者,妊婦,障害者などに配慮した職場・職務設計)
17 計画的な有資格者の育成(免許取得,技能講習受講など)
18 元方事業者にあっては,関係請負人に対する措置
安全衛生共通
1 安全点検など(法定:定期自主検査,特定機械等の性能検査など)
2 安全点検など(法定外)
3 安全衛生教育(法定教育:雇入れ時・作業内容変更時教育,特別教育,職長教育など)
4 安全衛生教育(法定外教育:経営者,管理者,技術者教育,危険体感教育など)
5 労働安全衛生リスク[労働安全のリスク全般に関すること(化学物質に関することを除く。)の調査及びリスク低減対策
6 特定の起因物(機械,電気,産業車両など)による災害防止対策
7 特定の事故の型(墜落・転落,転倒,挟まれ,巻き込まれなど)による災害防止対策
8 特定の作業時(非定常作業,荷役作業,はい作業,車両運転など)の災害防止対策
9 交通事故(通勤災害も含む。)による災害の防止対策
10 保護具の管理(選定,着用,保管など)
11 安全保護具(安全帯,保護帽,安全靴など)の着用教育
12 作業環境測定
13 作業環境改善(局所排気装置の設置など)
14 特殊健康診断(計画から実施)
15 特殊健診の判定(有所見者に対する医療区分・就業区分判定),事後措置(精密検査,就業制限,配置転換など)
16 労働安全衛生リスク[労働衛生のリスク全般に関すること(化学物質に関することを除く。)の調査及びリスク低減対策
17 労働安全衛生リスク(化学物質に関すること。)の調査及びリスク低減対策
18 化学物質SDS の管理・活用
19 人間工学(エルゴノミクス)手法を用いた改善
20 物理的有害要因の対策(熱中症,騒音など)
21 化学的有害要因の対策(発がん物質,特化物,有機溶剤など)
22 粉じん・石綿などの対策
23 衛生保護具(防じんマスク,防毒マスクなど)の教育(フィットテストなど)
24 化学物質管理教育(有害性・SDS の活用方法など)
健康
1 一般健康診断(計画から実施)
2 健診判定(有所見者に対する医療区分・就業区分判定),事後措置(精密検査,受診勧奨,保険指導)
3 適正配置(就業上の措置,復職支援,母性健康管理など)
4 ストレスチェックの実施及び個人対応(医師の面接指導など)
5 ストレスチェック結果の集団分析に基づく職場環境改善
6 過重労働対策(労働時間管理,労働時間の削減,医師の面接指導など)
7 メンタルヘルス対策(体制整備,四つのケア及び医師の面接指導など)
8 メンタルヘルス教育(管理監督者,一般職など)
9 感染症対策(結核,インフルエンザなど)
10 健康教育(生活習慣病予防,感染症予防,禁煙教育,睡眠衛生教育など)
11 時間外労働の削減,勤務間インターバル制度導入など
12 治療と仕事の両立に向けた支援(がん就労支援など)
13 ハラスメント対策
14 健康保持増進の取組み(THP 活動,職場体操,ストレッチ,腰痛体操,ウォーキングなど)
ISO45001のマニュアルの作成計画
ISO45001は、労働安全衛生マネジメントシステム(OH&S)に関する国際規格であり、職場の安全と健康を確保するためのフレームワークを提供します。ISO45001に準拠したマニュアルを作成するためには、以下のような計画を立てることが重要です。
1. 認証審査の計画とスケジュール作成
- 目的の明確化: ISO45001の導入目的(労働安全衛生の向上、リスク低減、法的要求事項の遵守など)を明確にします。
- 認証審査チームの編成: 安全衛生部門、人事部門、現場管理者など、関連する部門からメンバーを選出します。
- スケジュールの作成: システム構築、文書作成、教育訓練、内部監査、認証審査までのスケジュールを策定します。
2. 規格要求事項の理解
- ISO45001の要求事項の確認: 規格の要求事項(例:リーダーシップ、リスクベースの思考、パフォーマンス評価など)を詳細に理解します。
- ギャップ分析: 現状の安全衛生管理システムとISO45001の要求事項とのギャップを分析し、改善点を特定します。
3. 労働安全衛生方針と目標の策定
- 安全衛生方針の作成: 組織のトップマネジメントが労働安全衛生方針を策定し、従業員に周知します。
- 目標の設定: 安全衛生に関する具体的な目標(例:災害ゼロ、労働環境改善など)を設定します。
4. リスクアセスメントと機会の特定
- 危険源の特定: 職場の危険源(物理的、化学的、生物学的、心理社会的なリスクなど)を特定します。
- リスク評価: リスクの重大度と発生可能性を評価し、優先順位を付けます。
- 機会の特定: 安全衛生の向上につながる機会(例:新しい技術の導入、従業員の意識向上)を特定します。
5. 文書化された情報の整備
- 必須文書の作成: ISO45001で要求される文書(例:労働安全衛生方針、リスクアセスメント結果、手順書、記録など)を作成します。
- 文書管理システムの構築: 文書の作成、承認、配布、改訂、廃棄を管理するシステムを整備します。
- ISO45001労働安全衛生マニュアルの作成
- ISO45001労働安全衛生マニュアルの作成計画について、段階的なアプローチを提案します:
- 準備段階(1-2ヶ月)
- 認証審査チームの編成の編成
- 現状分析の実施
- 労働安全衛生法等の要求事項確認
- 規格要求事項の理解
- ギャップ分析の実施
- スケジュールの策定
- 基本方針策定(1ヶ月)
- 安全衛生方針の策定
- 組織体制の確立
- 安全衛生責任者の選任
- 文書体系の設計
- リスクアセスメント方針の策定
- マニュアル骨子作成(2ヶ月)
- マニュアルの章立て
- 各章の概要作成
- 労働安全衛生プロセスの整理
- リスクアセスメントプロセスの整理
- 緊急時対応要件の整理
- 詳細内容の作成(3-4ヶ月)
- 各プロセスの文書化
- 手順書の作成
- 記録様式の整備
- 危険源の特定方法
- リスク評価基準の設定
- 事故報告システムの構築
- 健康管理体制の確立
- レビューと修正(1-2ヶ月)
- 内部レビューの実施
- 試験運用
- 修正と改善
- 最終版の承認
- 法規制との整合性確認
- 教育訓練(1ヶ月)
- 全従業員への教育実施
- 運用テスト
- フィードバック収集
- 力量評価の実施
- 運用開始(1ヶ月)
- システムの本格運用
- モニタリング開始
- 記録の取得開始
- 是正・予防処置の運用
- 総所要期間:約10-12ヶ月
- 成功のための重要ポイント:
- 経営層の積極的な関与
- 労働安全衛生法令への確実な対応
- リスクベースアプローチの徹底
- 従業員の参加と協議
- 十分な資源の確保
- 効果的なコミュニケーション
- 実践的な内容の作り込み
- 継続的な改善の仕組み構築
6. 役割と責任の明確化
- 組織構造の定義: 労働安全衛生に関する役割と責任を明確にし、組織図や職務記述書に反映します。
- トップマネジメントの関与: 経営層がリーダーシップを発揮し、労働安全衛生の重要性を組織全体に浸透させます。
7. 教育・訓練の実施
- 従業員への教育: 労働安全衛生に関する基本的な知識やリスクアセスメントの方法を従業員に教育します。
- 専門訓練: 特定のリスクに対応するための専門訓練(例:緊急時の対応、機械操作の安全)を実施します。
8. 運用管理
- 手順書の作成: リスク低減のための具体的な手順書(例:作業手順、緊急時対応手順)を作成します。
- 緊急事態への準備: 火災、災害、事故などの緊急事態に対応するための計画を策定し、訓練を実施します。
9. パフォーマンス評価
- 監視と測定: 労働安全衛生のパフォーマンスを定期的に監視・測定します(例:災害件数、労働環境測定結果)。
- 内部監査の実施: 内部監査を実施し、システムの有効性を評価します。
- 管理レビュー: 経営層が定期的に管理レビューを実施し、システムの継続的な改善を図ります。
10. 是正処置と予防処置
- 不適合の是正: 監査やインシデントで明らかになった不適合に対して、是正処置を実施します。
- 予防処置: 潜在的なリスクに対して予防処置を講じます。
11. 認証審査の準備
- 認証機関の選定: ISO45001の認証を取得する場合、認証機関を選定します。
- プレ審査: 認証審査前にプレ審査を実施し、不備を修正します。
- 認証審査の対応: 認証審査に備え、必要な資料や記録を整備します。
12. 継続的改善
- PDCAサイクルの適用: Plan(計画)→ Do(実施)→ Check(評価)→ Act(改善)のサイクルを繰り返し、システムを継続的に改善します。
- 従業員のフィードバック: 従業員からの意見や提案を取り入れ、システムを改善します。
13. 更新と改訂
- 変更管理: 組織の変更や新しいリスクに対応するため、システムを適宜更新・改訂します。
- バージョン管理: 文書のバージョン管理を徹底し、最新版が常に使用されるようにします。
この計画に従って進めることで、ISO45001に準拠した労働安全衛生マニュアルを効果的に作成し、職場の安全と健康を確保することができます。また、認証取得や従業員の満足度向上にもつながります。
ISO45001労働安全衛生マニュアルのサンプル活用のメリット
1. 作成時間の短縮
ISO45001に準拠した労働安全衛生マニュアルを ゼロから作成するのは時間がかかるため、サンプルを活用すると、基本的な枠組みが整っているため、 カスタマイズに集中できる。
- メリット: 標準フォーマットがあるため、作成時間を 50%以上削減 できる可能性がある。
- 具体例: 例えば、「労働安全衛生方針」や「組織構造」など、一般的な部分はサンプルを活用し、自社の試験業務に合うよう修正するだけで済む。
2. ISO45001の要求事項を網羅できる
ISO45001には多くの要求事項があり、すべてを 漏れなく 文書化する必要がある。
- メリット: サンプルには 規格の主要な要求事項が反映 されているため、 不備を防ぐ ことができる。
- 具体例:
- 「リスクアセスメント」など、見落としがちな項目 もサンプルに含まれているため、要件漏れを防げる。
3. 認定審査に通りやすくなる
ISO45001の認証を受けるには、審査機関による 適合性評価 をクリアしなければならない。
- メリット: サンプルは 実際の認証で使用された構成 を参考にできるため、審査での 指摘事項を最小限に抑えられる。
- 具体例:
- 審査機関のチェックリストに沿った文書構成のサンプルを使うことで、審査通過率が向上 する。
- 例えば「内部監査」に関する文書が 審査機関の要求するフォーマットと一致しているため、書き直しを防げる。
4. 文書の整合性を確保できる
ISO45001の労働安全衛生マニュアルは、他の関連文書(手順書、作業指示書、記録フォーマットなど)と 一貫性を保つ必要がある。
- メリット: サンプルを利用すると、文書間の矛盾を防ぎやすい。
- 具体例:
- 労働安全衛生マニュアルで「法令の遵守評価は年1回実施」と記載しながら、校正手順書には「年3回実施」と書かれていると不整合が発生するが、サンプルを基に作成すれば、こうしたミスを回避できる。
5. 内部監査や継続的改善に役立つ
ISO45001では、内部監査と継続的改善 が求められる。
- メリット: サンプルを活用すると、内部監査用のチェックリストや手順書も含まれている場合があり、効率的な監査が可能 になる。
- 具体例:
- 内部監査で「是正処置プロセス」の文書化が不十分と指摘された場合、サンプルを参照すれば、適切な記載例を基に素早く改善 できる。
6. カスタマイズしやすい
サンプルは標準的なフォーマットのため、自社の試験所に適した内容へ 柔軟にカスタマイズできる。
- メリット: 自社の業務プロセスや顧客要求に応じて、スムーズに修正 できる。
- 具体例:
- リスクアセスメント の労働安全衛生マニュアルを 自社用にに変更 する場合、サンプルの構成を活用して、適切な用語や手順に置き換えるだけで済む。
ISO45001労働安全衛生マニュアルのサンプルを活用することで、以下のようなメリットが得られる:
メリット | 具体的な利点 |
---|---|
① 作成時間の短縮 | ゼロから作るより大幅に時間を削減できる |
② 要求事項の網羅 | ISO45001の必要要件をすべてカバーできる |
③ 認証審査に通りやすい | 審査機関のチェックポイントに沿って作成できる |
④ 文書の整合性を確保 | 他の文書との矛盾を防ぎ、品質を維持できる |
⑤ 内部監査・継続的改善に有効 | 監査や見直しをスムーズに進められる |
⑥ カスタマイズが容易 | 自社に適した形に修正しやすい |
サンプルを活用することで、効率的かつ確実にISO45001の労働安全衛生マニュアルを作成・運用 できるため、導入・認定取得をスムーズに進めることが可能になります。
JIS Q 45001(ISO45001)にJIS45100の規格の内容も含んだ労働安全衛生マニュアルを作成しました
ISO 45001:2018 の一致規格であるJIS Q 45001:2018 の要求事項には,厚生労働省の“労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針”で求められている,安全衛生活動などが明示的には含まれていない。
よってJIS45100は,日本の国内法令との整合性を図るとともに,多くの日本企業がこれまで取り組んできた具体的な安全衛生活動,日本における安全衛生管理体制などを盛り込み,JIS Q 45001:2018 と一体で運用することによって,働く人の労働災害防止及び健康確保のために実効ある労働安全衛生マネジメントシステムを構築することを目的としてISO45001労働安全衛生マニュアルを作成する中で、JIS Q 45001(ISO45001)にJIS45100の規格の内容も含んだものを作成しました。
ISO45001労働安全衛生マニュアルの一部公開
目 次
マニュアル配布表 2
改 定 履 歴 3
目 次 4
【OH&Sマニュアルの管理】 6
0.制定の目的 7
1.適用範囲 8
2.引用規格 10
3.用語及び定義 11
4.組織の状況 16
4.1 組織及びその状況の理解 16
4.2 労働者及びその他の利害関係者のニーズ及び期待の理解 16
4.3 OH&Sマネジメントシステムの適用範囲の決定 16
4.4 OH&Sマネジメントシステム 16
5. リーダーシップ及び労働者の参加 17
5.1 リーダーシップ及びコミットメント 17
5.2 OH&S方針 18
5.3 組織の役割,責任及び権限 20
5.4 労働者の協議及び参加 20
6. 計画 28
6.1 リスク及び機会への取組み 28
6.1.1 一般 28
6.1.2.1危険源の特定 29
6.1.2.2 OH&Sリスク及びOH&Sマネジメントシステムに対するその他のリスクの評価 29
6.1.2.3 OH&S機会及びその他の機会の評価 29
6.1.3 法的及びその他の要求事項の決定 30
6.1.4 取組みの計画策定 30
6.2 OH&S目標及びそれを達成するための計画策定 31
6.2.1 OH&S目標 31
6.2.2 OH&S目標を達成するための取組みの計画策定 31
7 支援 32
7.1 資源 32
7.2 力量 32
7.3 認識 32
7.4 コミュニケーション 33
7.4.1 一般 33
7.4.2 内部コミュニケーション 33
7.4.3 外部コミュニケーション 33
7.5 文書化した情報 34
7.5.1 一般 34
7.5.2 作成及び更新 41
7.5.3 文書化した情報の管理 41
(文書化した情報) 42
8.運用 45
8.1 運用の計画及び管理 45
8.1.1 一般 45
8.1.2 危険源の除去及びOH&Sリスクの低減 45
8.1.3 変更の管理 45
8.1.4 外部委託 46
8.1.5 調達 46
8.1.6 請負者 46
8.2 緊急事態への準備及び対応 46
9. パフォーマンス評価 47
9.1 モニタリング,測定,分析及びパフォーマンス評価 47
9.l.1 一般 47
9.1.2 順守評価 47
9.2 内部監査 47
9.2.1 一般 47
9.2.2 内部監査プログラム 48
9.3 マネジメントレビュー 48
10. 改善 50
10.1一般 50
10.2 インシデント,不適合及び是正処置 50
10.3 継続的改善 50
5. リーダーシップ及び労働者の参加
5.1 リーダーシップ及びコミットメント
社長は、当社の状況、利害関係者ニーズ及び期待並びに事業目的を考慮して、当社のミッション、ビジョン及び価値を設定する。これらは、当社の戦略経営に反映する。有効なOH&Sマネジメントシステムの実施を成功させるためには、意図した成果を達成する能力を含め、社長のコミットメント、説明責任及びリーダーシップが不可欠であり、次に示す事項によって、OH&Sマネジメントシステムに関するリーダーシップ及びコミットメントを実証する。
(1)労働に関係する負傷及び/又は疾病を防止すること,及び安全で健康的な職場と活動を提供することに対する全体的な責任及び説明責任をマネジメントレビューで実施することにより負う。
(2)社長はOH&S方針を設定し、本社及び各工事施工現場においてOH&S目標を確立し、それらが当社の状況及び戦略的な方向性と両立することを確実にする。
(3)当社の事業プロセスとOH&Sマネジメントシステムが一体となるように組織を運営する。
(4)OH&Sマネジメントシステムに必要な資源(人、もの、カネ)が利用可能であるように準備する。
(5)有効なOH&Sマネジメントを実施すること、OH&Sマネジメントシステムの要求事項への適合することの重要性を伝達する。
(6)OH&Sマネジメントシステムがその意図した結果を達成することを確実にする。
(OH&S方針、OH&S目標を作成し、内部監査、マネジメントレビューを通して確実にする)
(7) OH&Sマネジメントシステムの有効性に寄与するよう人々を積極的に参加させ、指揮し、支援する。
(8)継続的改善をマネジメントレビューで促進する。
(9)その他の関連する管理者がそれぞれの責任の範囲においてリーダーシップを発揮できるように管理者の役割を支援する。
(10)OH&Sマネジメントシステムの意図した成果を支援する文化を社内で形成し,主導し,かつ,推進
する。
(11)労働者がインシデント,危険源, リスク及び機会の報告労働者に奨励し,報告したときに解雇の脅迫や懲戒処分等の報復から労働者を保護する。
(12)労働者の協議及び参加のプロセスを確立し,実施することを確実にする(5.4参照) 。
(13)安全衛生委員会の設置し,それが機能するように支援する。
(14)当社の統治に、OH&S方針のコミットメントを組み込む。
(15)職務の責任及び権限の中に、OH&Sマネジメントシステムの責任を組み込む。
(16)部門又は従業員の評価が含まれる可能性のある当社の事業パフォーマンスシステムに、OH&Sパフォーマンス指標を組み込む。
(17)対外的な報告書に、OH&Sパフォーマンスを組み込む。
(18)標準的な事業リスクマネジメントプロセスに、OH&Sマネジメントシステムに影響を与えるその他のリスク及び機会の決定のプロセスを組み込む。
(19)事業プロセス計画、製品又はサービスの提供、及び調達プロセスに、OH&Sに関する基準を組み込む。業務伝達、社内外の係り、つながりの手段及びプロセスに、OH&Sコミュニケーションを組み込む。
5.2 OH&S方針
(1)社長は,「OH&S方針」を定め,OH&Sマネジメントシステムの定められた適用範囲の中で,
OH&S方針が次の事項を満たすことを確実にする。
①労働に関係する負傷及び/又は疾病を防止するために安全で健康的な労働条件を提供するコミットメントを含み,当社の目的,規模及び状況に対して,またOH&Sリスク及びOH&S機会の固有の性質に対して適切である。
②OH&S目標の設定のための方向性を示す。
③当社の該当する法的及びその他の要求事項(法的要求事項及びその他の要求事項)を満たすことへのコミットメントを含む。
④危険源を除去しOH&Sリスクを低減するコミットメントを含む(8.1.2参照) 。
⑤OH&Sパフォーマンスを向上させるためのOH&Sマネジメントシステムの継続的改善へのコミットメントを含む。
⑥労働者及び労働者の代表の協議及び参加へのコミットメントを含む。
⑦文書化した情報として利用可能である。
⑧利害関係者がホームページ等で閲覧できるようにする。
⑨妥当かつ適切である。
詳しくは,「OH&S管理規定 第1章 OH&S方針(5.2)」に定める。
(2)文書化した情報 「OH&S管理規定 第1章 OH&S方針(5.2)」「OH&S方針」
当社は,危険源を継続的に先取りして特定するためのプロセスを「OH&S管理規定 第5章 危険源,リスク及び機会の評価(6.1.2)」に確立し,実施し,かつ,維持する。
(1)プロセスは次の事項を考慮に入れる。
a) 緊急事態を含む,当社の内部や外部における過去の関連のあるインシデント及びその原因
b) 作業の編成の仕方,社会的要因(これには作業負荷,作業時間,虐待,ハラスメント及びいじめを含む) , リーダーシップ及び組織の文化
c) 次の事項の考慮を含めた定常的及び非定常的な活動及び状況
1) 職場のインフラストラクチャ,設備,材料,物質及び物理的条件
2) 製品及びサービスの設計,研究,開発,試験,生産,組立,建設,サービス提供,保守又は廃棄
3) 人的要因
4) 実際の作業のやり方
d) 緊急事態
e) 次の事項の考慮を含めた人々
1) 労働者,請負者,訪問者及びその他の人々を含めた,職場に出入りする人々及びそれらの人々の活動
2) 当社の活動によって影響を受け得る職場の周辺の人々
3) 当社が直接管理していない場所にいる労働者
f) 次の事項の考慮を含めたその他の課題
1) 関与する労働者のニーズ及び能力に合わせることへの配慮を含めた,作業領域,プロセス,据付,機械ル機器,作業手順及び作業組織の設計
2) 当社の管理下での労働に関連する活動に起因して生じる,職場周辺の状況
3) 職場の人々に負傷及び/又は疾病を生じさせ得る,職場周辺で発生する,組織管理外の状況
e) 組織,組織の運営,プロセス,活動及びOH&Sマネジメントシステムの実際の変更又は変更案(8.1.3参照)
f) 危険源に関する知識及び情報の変更
6.1.2.2 OH&Sリスク及びOH&Sマネジメントシステムに対するその他のリスクの評価
当社は,次の事項のためのプロセスを「OH&S管理規定 第5章 危険源,リスク及び機会の評価」, 「危険源の特定及びリスクアセスメント結果表」に確立し,実施し,かつ,維持する。
a) 法的要求事項及びその他の要求事項,既存の管理策の有効性を考慮に入れた上で,特定された危険源から生じるOH&Sリスクを評価する。
b) 4.1において特定された課題,並びに4.2において特定されたニーズ及び期待に起因して生じ得る,
OH&Sマネジメントシステムの確立,実施,運用及び維持に関係するリスクを,特定し評価する。
当社は,後追いではなく先取りの対策とし,体系的な使用を確実にするため,その適用範囲,性質及び
時期に関して,OH&Sリスクの評価方法及び基準を決定する。これらの方法及び基準は,文書化した
情報として「OH&S管理規定 第5章 危険源,リスク及び機会の評価」に維持し,保持する。
当社は,次の事項を評価するためのプロセスを「OH&S管理規定 第5章 危険源,リスク及び機会の評価」に確立し,実施し,かつ,維持する。
a) 次の事項を考慮に入れたOH&Sパフォーマンス向上の機会
1) 作業,作業組織及び作業環境を労働者に合わせて調整する機会
2) 危険源を除去しOH&Sリスクを低減する機会
3) 組織,組織の方針,プロセスや組織の活動の計画的変更
b)OH&Sマネジメントシステムを改善する機会 OH&Sリスク及び機会は当社のリスク及び機会となることが有り得る。
7.5 文書化した情報
次に掲げる手順を「OH&S管理規定 第13章 文書化した情報」に確立、実施、維持する。
(1)文書化した情報とは、OH&Sマネジメントシステム文書をいう。
(2)OH&Sマネジメントシステム文書に含むべきものとして,①~e)項とします。
①OH&S方針,OH&S目標
②OH&Sマネジメントシステムの適用範囲の記述(本マニュアル1.適用範囲)
③OH&Sマネジメントシステムの主要な要素,それらの相互作用の記述「ISO45001要求事項と文書の対応表」,並びに関係する文書の文書化した情報一覧表」
④このJIS Q 45001:2018(ISO45001:2018)が要求する文書化した情報「文書化した情報一覧表」
⑤OH&Sマネジメントシステムの有効性のために必要であると組織が決定した,文書化した情報
⑥法的要求事項及びその他の要求事項で要求されている文書化した情報
(3)文書化した情報の管理は,7.5.3 文書化した情報の管理に従って行います。
(4)文書化した情報の体系
当社において、文書化した情報とは、次の4つをいう。
①(第1階層文書)労働安全衛生マニュアルISO45001規格の要求事項に基づいて、本社のシステム全体の概要を包括的に記述した基本文書 |
(5)文書化した情報 「OH&S管理規定 第13章 文書化した情報」
「ISO45001要求事項と文書化した情報の対応表」
ISO規格要求事項 | 文書化した情報 | ||||
OH&Sマニュアル | OH&S管理規定 | OH&S運用手順書 | 文書化した情報 | 規格が要求 | |
4 組織の状況 | 4 組織の状況 | ||||
4.1 組織及びその状況の理解 | 4.1 組織及びその状況の理解 | 外部及び内部の課題検討表 | |||
4.2 労働者その他の利害関係者のニーズ及び期待の理解 | 4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解 | 利害関係者及びその要求事項一覧表 | |||
4.3 OH&Sマネジメントシステムの適用範囲の決定 | 4.3 OH&Sマネジメントシステムの適用範囲の決定 | 適用範囲 | ○ | ||
4.4 OH&Sマネジメントシステム | 4.4 OH&Sマネジメントシステム | ||||
5 リーダーシップ及び労働者の参加 | 5 リーダーシップ | 安全衛生委員会議事録 災害防止協議会議事録, | |||
5.1リーダーシップ及びコミットメント | 5.1リーダーシップ及びコミットメント | ||||
5.2 OH&S方針 | 5.2 OH&S方針 | 第1章 OH&S方針(5.2) | OH&S方針 | ○ | |
5.3 組織の役割,責任及び権限 | 5.3 組織の役割,責任及び権限 | ||||
5.4労働者の協議及び参加 | 5.4労働者の協議及び参加 | 第2章 安全衛生委員会(5.4) 第3章 災害防止協議会(5.4) | |||
6 計画 | 6 計画 | ||||
6.1リスク及び機会への取組み | 6.1リスク及び機会への取組み | 第4章 リスク及び機会への取組み(6.1) |
ISO規格要求事項 | 文書化した情報 | ||||
OH&Sマニュアル | OH&S管理規定 | OH&S運用 手順書 | 文書化した情報 | 規格が要求 | |
6.1.1一般 | 6.1.1一般 | リスク及び機会の検討結果表 リスク及び機会への取組み計画 | ○ | ||
6.1.2危険源の特定並びにリスク及び機会の評価 | 6.1.2危険源の特定並びにリスク及び機会の評価 | 第5章 危険源,リスク及び機会の評価(6.1.2) | ヒヤリ・ハット報告書 危険源の特定及びリスクアセスメント結果表 重大リスクのリスト 緊急事態リスト | ○ | |
6.1.3法的及びその他の要求事項(法的要求事項その他の要求事項) | 6.1.3法的及びその他の要求事項(法的要求事項その他の要求事項) | 第6章 法的及びその他の要求事項(6.1.3,9.1.2) | 法的及びその他の要求事項一覧業 | ○ | |
6.1.4取組みの計画策定 | 6.1.4取組みの計画策定 | ||||
6.2 OH&S目標及びそれを達成するための計画策定 | 6.2 OH&S目標及びそれを達成するための計画策定 | 第7章 OH&S目標及び計画策定(6.2) | ○ | ||
6.2.1OH&S目標 | 6.2.1OH&S目標 | OH&S目標達成計画/実施報告書 | |||
6.2.2OH&S目標を達成するための計画策定 | 6.2.2OH&S目標を達成するための計画策定 | 第8章 労働安全衛生計画の策定(6.2.2), | 本社安全衛生計画書 工事安全衛生計画書 |
ISO規格要求事項 | 文書化した情報 | ||||
OH&Sマニュアル | OH&S管理規定 | OH&S運用 手順書 | 文書化した情報 | 規格が要求 | |
7 支援 | 7 支援 | ||||
7.1 資源 | 7.1 資源 | 第9章 設備機器(7.1.3) | 施設・設備及び機器一覧表 設備機器日常・定期点検表記録 校正用機器日常点検表 | ||
7.2 力量 | 7.2 力量 | 第11章 力量,教育・訓練・経験及び認識(7.2,7.3) | 教育訓練年間計画表表 教育訓練実施記録 教育訓練個人記録 資格者一覧表 | ||
7.3 認識 | 7.3 認識 | 11章 力量,教育・訓練・経験及び認識(7.2,7.3) | |||
7.4 コミュニケーション | 7.4 コミュニケーション | 第12章 コミュニケーション(7.4) | 会議議事録 コミュニケーション記録 | ○ | |
7.5 文書化した情報 | 7.5 文書化した情報 | 第13章 文書化した情報(7.5) | 内部文書リスト一覧表 内部文書管理台帳 外部文書リスト一覧表 外部文書台帳 | ○ | |
7.5.1一般 | 7.5.1一般 | ○ | |||
7.5.2 作成及び更新 | 7.5.2 作成及び更新 | ||||
7.5.3 文書化した情報の管理 | 7.5.3 文書化した情報の管理 |
ISO規格要求事項 | 文書化した情報 | ||||
OH&Sマニュアル | OH&S管理規定 | OH&S運用 手順書 | 文書化した情報 | 規格が要求 | |
8 運用 | 8 運用 | ||||
8.1 運用の計画及び管理 | 8.1 運用の計画及び管理 | 第15章 工事に使用する機械、設備、資材等を取扱う手順(8.1) 第17章 日常的な点検及び改善(8.1) | 械使用届 持込機械等 ヒヤリ・ハット報告書 災害・事故報告書 インシデント,不適合発生報告書 事故及び緊急事態発生対応報告書 | ||
8.1.1一般 | 8.1.1一般 | ||||
8.1.2危険源の除去及びOH&Sリクの低減 | 8.1.2危険源の除去及びOH&Sリクの低減 | 第17章 日常的な点検及び改善(8.1) | 危険予知活動日報 工事・安全日誌 改善指示書 社内安全パトロール診断表 社内安全パトロール記録 | ||
8.1.3変更の管理 | 8.1.3変更の管理 | ||||
8.1.4外部委託 | 8.1.4外部委託 | ||||
8.1.5調達 | 8.1.5調達 |
文書番号:OH&SM1 | 1版 | OH&Sマニュアル | ペ-ジ | |
39 | ||||
発行日:平成30年3月12日 | 7.支援 |
ISO規格要求事項 | 文書化した情報 | ||||
OH&Sマニュアル | OH&S管理規定 | OH&S運用 手順書 | 文書化した情報 | 規格が要求 | |
8.1.6請負者 | 8.1.6請負者 | 第16章 請負者の選定に関するOH&S基準(8.1.6) | 請負者選定評価表 | ||
8.2 緊急事態への準備及び対応 | 8.2 緊急事態への準備及び対応 | 第14章 緊急事態への準備及び対応(8.2) | 火災時の緊急事態対応手順書 | 緊急事態発生報告書 | |
9 パフォーマンス評価 | 9 パフォーマンス評価 | ||||
9.1 モニタリング,測定,分析及び評価 9.1.1一般 | 9.1 モニタリング,測定,分析及び評価 9.1.1一般 | 第18章 モニタリング,測定,分析及びパフォーマンス評価(9.1) | 危険源の特定及びリスクアセスメント結果表 リスク及び機会への取組み計画 OH&S目標達成計画/実施計画書 法的及びその他の要求事項一覧表 本社労働安全衛生計画書 工事労働安全衛生計画書 安全衛生計画の実施状況評価表 | ○ | |
9.1.2 順守評価 | 9.1.2 順守評価 | 第6章 法的及びその他の要求事項(6.1.3,9.1.2) | 法的及びその他の要求事項一覧表 | ○ |
ISO規格要求事項 | 文書化した情報 | ||||
OH&Sマニュアル | OH&S管理規定 | OH&S運用 手順書 | 文書化した情報 | 規格が要求 | |
9.2 内部監査 | 9.2 内部監査 | 第19章 内部監査(9.2) | 内部監査年間スケジュール表 内部監査実施計画書 内部監査チェックリスト 内部監査報告書 | ○ | |
9.3 マネジメントレビュー | 9.3 マネジメントレビュー | 第20章 マネジメントレビュー(9.3) | マネジメントレビュー記録 | ○ | |
10 改善 | 10 改善 | ||||
10.1一般 | 10.1一般 | ||||
10.2 不適合及び是正処置 | 10.2 不適合及び是正処置 | 第21章 インシデント,不適合及び是正処置(10.2) | インシデント,不適合発生報告書 事故及び緊急事態発生対応報告書 是正処置報告書 | ○ | |
10.3 継続的改善 | 10.3 継続的改善 | ||||
文書化した情報を作成及び更新する際,当社は,次の事項を確実にする。
(1)社長は文書を発行する前に,適切性及び妥当性に関する,適切なレビュー及び承認を行う。
(2)文書化した情報については、文書化した情報の文書番号,文書名,版番号,発行日,作成者、承認者等を記載する。
(3)社長は,文書のレビュー,そしてその結果,必要があれば改訂して再承認します。
OH&Sマネジメントシステム及びJIS Q 45001:2018(ISO45001:
2018)の規格で要求されている文書化した情報は.次の事項を確実にするために,管理
します。
(1)文書化した情報の基本は「文書化した情報が必要なときに,必要なところで,入手可能かつ利用できる」状態にあります。
(2)文書化した情報が十分に保護されている(例えば,機密性の喪失,不適切な使用及び完全性の喪失からの保護)。
(3)OH&S管理責任者は,文書化した情報の管理に,次のように取り組みます。
①文書の変更内容の識別や現在使用されている改訂版の識別を,「改訂履歴の作成」や「内部文書管理台帳」の管理などによる適切なシステムのもとで行います。
②文書は読みやすく,また,どの文書であるのか表紙に文書名,文書番号,版数,発行日などを記載し、識別できるような文書化した情報のシステムにします。
③当社が必要と判断したOH&Sマネジメントシステムに関する外部で発行さ れた文書(例えば,仕様書,法令,規格など)について明確にし,そして配付する場合には,「外部文書管理台帳」で配付管理できるようなシステムにします。
④廃止された(旧版となった)文書化した情報が間違って使用されないよう廃止文書は撤去するか、撤去しないで保持する場合には、「旧版」と表示し、識別できるようにします。
⑤当社のOH&Sマネジメントシステムへの適合,JIS Q 45001:2018(ISO45001:2018)の規格要求事項への適合,さらにOH&Sマネジメントシステムを運用して達成された結果の適合を示すために必要なものは,文書化した情報にします。
⑥記録の識別,保管,保護,検索,保管期間及び廃棄についての手順を「文書化した情報一覧表」「OH&S管理規定 第13章 文書化した情報(7.5)」に確立し、実施し、維持する。
⑦記録は読みやすく,何の記録であるのか識別ができ,どの活動・製品・サービスの記録であるのかなど,トレースができるようにします。
(4)文書化した情報 「OH&S管理規定 第13章 文書化した情報」
「内部文書リスト一覧表」「内部文書管理台帳」
「外部文書リスト一覧表」「外部文書管理台帳」
文書化した情報 | 管理番号 | 保管部署 | 保管年数 | ||||||
4 | 外部及び内部の課題検討表 | 1 | OH&S管理責任者 | 4年 | |||||
利害関係者及びその要求事項一覧表 | 2 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
適用範囲(当マニュアルに記載) | 3 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
労働安全衛生組織図(当マニュアルに記載) | 4 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
5 | OH&S方針(当マニュアルに記載) | 1 | OH&S管理責任者 | 4年 | |||||
安全衛生委員会議事録 | 2 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
災害防止協議会議事録 | 3 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
6 | リスク及び機会の検討結果表 | 1 | OH&S管理責任者 | 4年 | |||||
リスク及び機会への取組み計画 | 2 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
ヒヤリ・ハット報告書 | 3 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
危険源の特定及びリスクアセスメント結果表 | 4 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
重大リスクのリスト | 5 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
緊急事態リスト | 6 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
法的及びその他の要求事項一覧業 | 7 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
OH&S目標達成計画/実施報告書 | 8 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
本社安全衛生計画書 | 9 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
工事安全衛生計画書 | 10 | OH&S管理責任者 | 4年 | ||||||
(文書化した情報)
文書化した情報 | 管理番号 | 保管部署 | 保管年数 | |
工事・安全日誌 | 4 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
改善指示書 | 5 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
社内安全パトロール診断表 | 6 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
社内安全パトロール記録 | 7 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
ヒヤリ・ハット報告書 | 8 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
災害・事項報告書 | 9 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
インシデント,不適合発生報告書 | 10 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
事故及び緊急事態発生対応報告書 | 11 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
請負者選定評価表 | 12 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
9 | 安全衛生計画の実施状況評価表 | 1 | OH&S管理責任者 | 4年 |
計測器管理台帳 | 2 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
法的及びその他の要求事項一覧表 | - | OH&S管理責任者 | 4年 | |
内部監査年間スケジュール表 | 3 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
内部監査実施計画書 | 4 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
内部監査チェックリスト | 5 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
内部監査報告書 | 6 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
マネジメントレビュー記録 | 7 | OH&S管理責任者 | 4年 | |
10 | インシデント,不適合発生報告書 | - | OH&S管理責任者 | 4年 |
是正処置報告書 | 1 | OH&S管理責任者 | 4年 |
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(理由) ①専門的・技術的・マネジメント文書の商品であります。
②商品は、電子媒体であり、インターネット上でいくらでも転送,流出できる性質のものです。
③商品はコピー・コピーとして、他人に容易に、簡単に譲り渡しできる性質を持っています。
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※繰り返します。 受領後は,一切返品はできませんので、ご了承のうえ、ご注文下さい。
→ 購入された企業様からは、1件もクレームは発生しておりません。ISOでいうところの顧客満足(顧客の受け止め方)の評価はいろいろあるでしょうが。
ご注文された場合には、上記他記載されたことを注文者が了承されたものとします