1.概要
鹿児島県の建設業者様にて、2026年5月よりISO 14001(環境マネジメントシステム)およびISO 45001(労働安全衛生マネジメントシステム)の取得に着手しました。審査を経て、7月末には審査機関より認証登録証を取得しました。実際の審査までの準備期間は2か月間でした。
2.短期間で取得できた理由
(1)担当者の経験が大きな力に
指導に入って判明したことですが、建設業者様には建設業以外の業種の前職において、ISO 14001・ISO 45001の運用経験を持つ社員が2名在籍していました。
そのため、環境マニュアルや労働安全衛生マニュアルの雛形(初期段階で作成したもの)を渡したところ、部門担当者6名ほどが集まり、自社に不要な箇所を削除し、必要な箇所を追加するという作業が驚くほど円滑に進み、マニュアルが次々と完成していきました。
(2)適用法令の特定もスムーズに
ISO 14001・ISO 45001の適用法令の洗い出しにおいても、前職での経験が活かされ、自社に適用される法令を的確に抽出・特定することができました。
産業廃棄物処理場も適用範囲に含まれており、当初は関連法令と施設の適合性について不安の声もありました。そこで、現地確認と適用法令の整理を行い、施設の管理状況を確認したうえで、必要な対応事項をK社の担当者に説明しました。この説明を受け、建設業者様の皆様も安心された様子でした。
(3)実用性の高いマニュアル
提供したマニュアルは、要求事項への適合だけでなく、取得後の実際の運用にも活用できる内容としてマニュアルを整備しました。実際の運用に十分耐えうる使いやすい内容としていました。この点も、スムーズな進行を後押ししました。
(4)担当者間の良好なコミュニケーション
建設業者様の担当者間のコミュニケーションの良さ、そして組織としてのまとまりの強さも、今回の早期取得を実現した大きな要因です。
(5)審査員の確保
審査機関の営業担当者が、「7月末までに必ず体制を構築する」という約束を信じて動いてくれたことも大きな要因でした。審査員は更新審査や維持審査など既存のスケジュールが詰まっているため、通常、これほど短期間で審査員を確保することは容易ではありません。
審査機関との日程調整が円滑に進み、希望時期に必要な審査体制を確保できたことも、短期間での認証取得を支えた要因の一つです。実際の審査には複数の審査員が来られました。審査が始まるまでは、どのように進行するか少なからず不安がありました。
しかし、建設業者様の担当者の方々による審査員への受け答えは素晴らしく、その対応力は今も印象に残っています。
3.まとめ:成功要因
約3か月でのISO 14001・ISO 45001取得が成功した要因は、次の3点に集約されます。
- 担当者間のコミュニケーションの良さ
- ISO 14001・ISO 45001の運用経験を持つ担当者が在籍していたこと
- 希望時期に対応できる審査員を確保できたこと
審査機関の営業担当者の方には、審査員確保のために尽力いただいたことに、改めて感謝申し上げます。
有限会社 都城情報ビジネス
代表取締役 松元 義仁
ISO 14001取得支援・ISO 45001取得支援、統合マネジメントシステム構築、内部監査、審査準備を支援しています。