ISO17025品質マニュアルを作成される時の一般的な注意点

①要求事項の順に従い作成されるか,業務の流れに沿って作成するか?

→私は,要求事項の順に従い作成されることをお勧めします。審査機関の審査も要求事項に従って行われますし、内部監査も要求事項の順に

実施するのがよい。

②品質マニュアルには、どのような程度のものを作成するか?

→一言でいえば、ページ数の少ない品質マニュアルにすることが大事です。ページ数の多いマニュアルにすべきではありません。

独自にISO17025取得の準備を進めていらっしゃる企業様に初めてお伺いすることがあるのですが、100%と言っていいほど、

多くの内容を織り込んだ品質マニュアルを作っている企業様が多いです。

品質マニュアルは、校正機関、試験所のシステムを文書化した簡易版です。

これからISIO17025の準備に取り掛かれる企業様、品質マニュアルの作成で失敗は許せません。

③主語、述語をはっきりと。

→誰がどのように何を行うのか?

④内部監査や審査機関で質問される時の答えが網羅されている品質マニュアルの作成をこころ見る。

⑤文書と記録の区別が大事ですが、様式化した文書は、なるべく品質マニュアルに記述する。

⑥品質マニュアルを作成している途中で、手が進まない時は、ISO17025要求事項に戻り、その規格の意味を再度、確認,理解して下さい。