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ISO/IEC 17025 認定取得

骨材試験における
ISO認定取得の手引き

コンクリート用骨材・アスファルト用骨材をはじめとする各種骨材の物理的・化学的試験において、ISO/IEC 17025 認定を取得するための要件・手順・書類を詳解します。

骨材試験とISO/IEC 17025 認定の概要

骨材(砂・砂利・砕石・スラグなど)の品質試験は、建設工事の安全性・耐久性を支える基盤です。ISO/IEC 17025は試験所・校正機関の能力に関する一般要求事項を定めた国際規格であり、同認定を取得することで試験データの信頼性と国際的な相互承認が確保されます。

対象規格・試験標準

JIS A 1102〜1145シリーズ、ASTM C33・C136・C117ほか、各種国内外の骨材試験規格に準拠した試験が対象となります。

認定の主な効果

公共工事・建築確認における試験成績書の公的な証明力向上、入札資格の取得・維持、発注者・顧客からの信頼確保に寄与します。

対応認定機関(例)

JCSS(計量法校正事業者登録制度)、IAJapan(認定センター)のほか、ILAC加盟機関による相互承認対応の認定が取得可能です。

認定範囲の設定

粒度試験・密度・吸水率・安定性・有機不純物など、申請する試験項目ごとに「認定範囲」を明確に定義・申請します。

ISO認定取得の手順

1

申請スコープの決定

認定を受ける試験項目(粒度試験・比重・吸水率・安定性試験など)と適用規格(JIS・ASTM・ENなど)を明確にリストアップします。申請範囲が広いほど審査負担も増えるため、業務実態に即した現実的な範囲設定が重要です。

2

品質マネジメントシステム(QMS)の整備

ISO/IEC 17025:2017の要求事項に沿った品質マニュアル・手順書・作業標準書を整備します。

  • 試料の受入・管理・廃棄手順の文書化
  • ふるい・天秤・比重計・ロサンゼルス試験機等の校正計画
  • 環境条件(温度・湿度)の管理記録様式
  • 外部委託試験の管理手順
3

測定のトレーサビリティ確保と不確かさ評価

電子天秤・標準ふるい・温度計等の校正を上位標準にトレーサブルな方法で実施し、各試験項目の測定不確かさをGUMに準拠して評価・文書化します。

4

内部監査・マネジメントレビューの実施

ISO/IEC 17025要求事項への適合性を内部監査で確認し、指摘事項は是正処置報告書にまとめ、マネジメントレビューで経営層による評価を記録します。

5

認定機関への申請書類の提出

申請書、品質マニュアル、試験能力リスト、技術者資格証明等を認定機関へ提出します。書類審査後、日程調整が行われます。

6

現地審査(訪問審査)

審査員が試験室を訪問し、実際の試験実施・設備・記録・人員の力量を確認します。骨材試験では試料調製エリアの整備状況、ふるい分け作業の手順遵守が重点的に確認されます。

7

是正処置・認定授与

審査で指摘された不適合事項について是正処置を実施し、証拠を認定機関に提出します。全ての要件充足が確認されると認定書が発行されます。

主要な骨材試験項目と適用規格

試験項目主な適用規格使用機器・装置備考
粒度試験(ふるい分け)JIS A 1102標準ふるい、電動ふるい機、電子天秤ふるいの目開き検定要
比重・吸水率試験(粗骨材)JIS A 1110鉄線かご、水中はかり、電子天秤試料の飽水処理が重要
比重・吸水率試験(細骨材)JIS A 1109フラスコ、乾燥炉、電子天秤表面乾燥飽水状態の判定
安定性試験JIS A 1122硫酸ナトリウム溶液槽、乾燥炉薬品管理・廃液処理注意
すり減り試験(ロサンゼルス法)JIS A 1121ロサンゼルス試験機機器の回転数管理が重要
微粒分量試験JIS A 1103洗い試験用容器、電子天秤75μmふるいの校正要
有機不純物試験JIS A 1105標準色液、比色管薬液の有効期限管理
単位容積質量試験JIS A 1104容量容器、電子天秤容器の内容積校正要

申請に必要な主要書類

品質マニュアル

試験所の組織・方針・品質目標・マネジメント要求事項を網羅した最上位文書。

試験手順書(SOP)

各骨材試験(粒度・比重・安定性等)の標準作業手順書。JIS規格との対応を明示。

技術者力量記録

試験担当者の学歴・経験・資格・訓練記録・力量評価結果を個人ごとに整備。

設備台帳・校正記録

試験に使用する全機器の一覧、校正証明書、次回校正予定の管理台帳。

内部監査報告書

ISO 17025要求事項に対する内部監査実施記録・指摘事項・是正処置一覧。

測定不確かさ評価書

各試験項目の測定不確かさをGUMに準拠して評価した技術的文書。

審査前チェックポイント

  • 標準ふるい(目開き75μm〜75mm)は校正証明書を取得しているか
  • 骨材試料の受入から廃棄までの識別・追跡システムが機能しているか
  • 環境条件(試験室温度・湿度)のモニタリング記録が整備されているか
  • 外部参照試料等を用いた定期的な精度管理(QC)が実施されているか
  • 試験報告書の承認・発行・修正のワークフローが文書化・記録されているか

ISO/IEC 17025 骨材試験 15項目診断

現在の準備状況を15項目で確認できます。各項目を「未着手 0点」「一部着手 1点」「概ね整備 2点」「運用証拠あり 3点」で選択してください。45点満点です。

未着手 0一部着手 1概ね整備 2運用証拠あり 3
診断スコア
0 / 45点

優先して確認したい項目

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15項目の診断結果と内訳を、お客様と都城情報ビジネス事務局の双方へメール送信します。

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