ISO17025コンサルタントをお探しですか?

インターネットでISO/IEC 17025のコンサルタントを検索すると、主なコンサルタント会社・団体を10社程度確認できます。

コンサルタント会社の体制には、①正社員中心の組織、②外部の個人コンサルタントを束ねる組織、の二つの特徴があります。多くは後者です。理由は、コンサルタントを社員として雇用すると固定費負担が大きく、たとえばISO/IEC 17025のコンサルティングを300万~400万円で受注しても収支が厳しいためです。
そのため多くのコンサル会社は、外部個人コンサルタントの集団にならざるをえません。これはISOの研修機関・審査機関にも当てはまる場合があります。

当社では、私一人がISO/IEC 17025のコンサルティングを直接担当します。自社で直接管理しているため、責任の所在が明確です。一方、外部コンサルタントへ委託する場合、直接の管理が難しく、指導カリキュラムや使用文書がコンサルタント任せになりがちです。


ISO17025コンサルタントとは

「ISO/IEC 17025コンサルタント」とは、試験所や校正機関がISO/IEC 17025(試験所および校正機関の能力に関する国際規格)に基づき、認定の取得・維持ができるよう専門的に支援するコンサルタントのことです。


ISO17025認定登録は「最初」が大事

自社独自でISO/IEC 17025の取得に取り組むことは可能です。
ただし、認定登録後の運用開始が非常に重要です。以後は自社でマネジメントシステムを継続運用する必要があるため、基本を大切にし、コンサルタントの活用をおすすめします。


訪問で感じた現場の課題

既にISO/IEC 17025を取得し、長く運用している企業からのご相談で、守秘義務契約後に文書を拝見すると——

  • システムの簡素化が不十分で、継ぎ足しの結果、重くなっている。

  • 毎年の人事異動で新任者が増え、教育が属人的になり、ISO/IEC 17025の基礎から外れた運用が散見される。

スポーツで伸びる選手はフォーム(基礎)がしっかりしています。試験所・校正機関も同じで、最初に正しいフォームを作らないと後で苦労します。この重要性に気づいていないケースが少なくありません。


ISO17025コンサルタント採用のメリット

  • 確実な認定に近づく設計
    何事も基礎が大事。自己流の構築ではなく、規格に忠実な土台を作ります。

  • 第三者の関与で組織が動く
    内製だけだと多忙を理由に参加者が偏りがち。第三者が入ることで全員参加と協力が進みます。

  • 維持・更新審査での基礎的不適合を予防
    認定後のサーベイランスや更新での初歩的不適合の指摘を避けやすくなります。

  • コミュニケーションが活性化
    1年ほど全員で取り組む過程で、部門横断の相互理解と連携が強化されます。


コンサルを使わない場合のデメリット

自社のみで初回認定を取得しても、毎年の維持・更新審査で初歩的不適合を繰り返し指摘される例が多く見られます。
背景には、組織変更によるメンバー交代、ISO/IEC 17025要求事項の理解不足、そして自己流運用の継続があります。
この状況を避けるには、基本のしっかりした仕組みを最初から構築することが必要です。


当社が選ばれる理由

  • 規模に応じたコンサルティング:現状の業務フローを活かし、ムリ・ムダのない設計。

  • 実務に使えるシンプルな文書:最小限の文書で効果的に運用。デジタル化で効率化。

  • 豊富な支援実績:認証取得成功率100%、ISO/IEC 17025のみで10年以上・20社以上の経験。

  • 取得後の支援:希望者向けに、取得後1年間の運用フォロー、サーベイランス対応、継続的改善のサポート。


ISO17025コンサルティング実績(例)

  1. 建設分野

    • コンクリート・セメント等無機系材料の強度試験(曲げ・圧縮)

    • 骨材試験(ふるい分け、微粒分量、粒径判定実績率、単位容積質量・実績率、有機不純物、密度・吸水率、すりへり、粘土塊量、塩化物量)

    • 石炭・セメント・ガラスの化学分析 ほか

  2. 食品分野

    • 焼き菓子等:一般生菌数、大腸菌群(定量)、黄色ブドウ球菌(定量)

    • 参考:食品衛生検査指針(2018)

  3. 校正(力)

    • 一軸試験機(JIS B 7721による方法)

  4. 校正(長さ)

    • 一次元寸法(ノギス、マイクロメータ)

  5. 校正(電気・直流/低周波)

    • 直流・低周波測定器 等

  6. その他

※守秘義務契約により、団体名・企業名は非公開です。


全国対応

宮崎県・熊本県をはじめ、大阪府、三重県、静岡県、神奈川県、埼玉県、群馬県、東京都などで支援実績があります。
ISO/IEC 17025の認定登録をご希望の企業様は、全国どこでもお伺いします。お気軽にお問い合わせください。

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。


ISO17025コンサルティングの流れ

STEP1:キックオフと現状把握
組織の現状を把握し、目標とスケジュールを設定。

STEP2:システム構築と文書作成
品質マニュアル・手順書等を整備し、システムを構築。

STEP3:内部監査とマネジメントレビュー
内部監査を実施し、有効性を評価。

STEP4:模擬審査と是正処置
模擬審査を実施し、不適合を是正。

STEP5:認定審査のサポート
書類・現地審査の準備を支援。

STEP6:認定後のフォローアップ
運用・改善を継続支援。


コンサルティングの実際

  • (1)ISO/IEC 17025取得までの流れ

  • (2)コンサルティングの内容

  • (3)コンサルティングにあたっての約束事

  • (4)双方の努力が必要です(数年前は2年指導、現在は1年指導ののち審査へ)

  • (5)当社の標準スケジュールに沿って実施


ISO17025取得のスケジュール(抜粋)

計画確認

  • 取得予定時期、規格情報の入手、要求事項・参考図書の購入

第1段階

  • 組織体制、施設・環境、機械・機器、力量確認、研修時間の確保

  • 現地・オンライン指導計画、1年間の指導計画の策定

第2段階

  • 認定機関の要求事項確認、リスク及び機会の特定、利害関係者の期待

  • 品質方針・品質目標の策定

第3段階

  • 文書ひな型の提供、品質マニュアル作成

  • 品質・技術管理規定の見直し

第4段階

  • 実試験・実校正の実施と指導コメント

  • 力量教育、資格認定、試験手順書作成、設備管理

  • 技能試験(社外・社内)の計画

第5~6段階

  • 不確かさの理解と手順書作成、データ取得(不確かさ予算)

第7~9段階

  • 運用記録様式の特定・一覧化、記録作成の開始

  • 不適合事例の洗い出し

  • 試験・校正の報告書/証明書ひな型の作成・模擬作成

第10~11段階

  • 内部監査規定・監査員の資格認定、内部監査の実施

  • 監視測定項目の決定、マネジメントレビュー

第12~13段階

  • 認定審査準備、文書整理、審査対応方法の確認


ご契約までの流れ

  1. お問い合わせ(電話・メールフォーム)
    希望する認定範囲をご提示ください。守秘義務契約を締結します。

  2. 打ち合わせ調整(無料訪問可)

  3. 打ち合わせ(要望を詳細にヒアリング)

  4. 内容・見積の提案(最適スケジュールと見積)

  5. 内容・見積の確認 → 契約成立(契約書記入)

  6. 作業開始(指導スケジュール提示・実施)

  7. お支払い(契約時・以降毎月の請求書)

  8. コンサル終了(審査・是正指導まで)

  9. 延長コンサル(任意):取得後1年間、月2回訪問の運用支援も可能


期間と費用

期間:指導期間は1年間。その後、認定機関の審査を受審。
費用:審査費用は認定範囲により異なります。コンサル費用・文書作成費用が必要です。

  • コンサル費用:月額20万~25万円(税抜)

  • テキスト代(品質マニュアル等・当社販売):54万円(税抜)
     ※自社マニュアルをお持ちの場合はテキスト代不要


事例(要約)

ある企業は独力で準備を進めましたが、通常業務と並行のため進まず、1年経過しても仕組みが未完成でした。当社のコンサル導入後、1年の支援を経て無事に認定を取得
自己流でも認定は可能ですが、認定後の運用は自己流のまま続きがちで、後からの大規模改善は負担が大きくなります。


ISO17025認定登録の難しさ

ISO/IEC 17025の審査は、ISO 9001・ISO 14001とは性質が異なります。取引先は試験結果・校正結果の数値で貴機関を評価します。
そのため、最初から正しい基礎で仕組みを作ることが重要です。


ISO17025コンサルタント活用は、ぜひ当社まで