ISO9001とは

  • ISO 9001の基本概要
    • 正式名称: ISO 9001:2015(現在の最新版は2015年版)
    • 目的:
      • 顧客満足の向上
      • プロセスの効率化
      • 組織の持続的な成長と改善
    • 適用範囲:
      • あらゆる業種・規模の組織に適用可能(製造業、サービス業、非営利団体など)。
    ISO 9001の主な特徴
    1. プロセスアプローチ:
      • 組織の活動を「プロセス」(一連の手順や活動)として捉え、それぞれを管理し、最適化します。
    2. リスクベースの考え方:
      • 潜在的なリスクや機会を特定し、適切な対応を計画します。
    3. PDCAサイクルの活用:
      • Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の継続的なプロセスで組織のパフォーマンスを向上。
    4. 顧客重視:
      • 顧客ニーズを最優先に考え、満足度を向上させる仕組みを構築。
    5. マネジメントの関与:
      • 経営層がリーダーシップを発揮し、品質マネジメントを推進。
    ISO 9001の構成(2015年版の主な章)
    1. 適用範囲:
      • 規格が適用される範囲を定義。
    2. 引用規格:
      • 参照すべき他の規格。
    3. 用語と定義:
      • 用語の明確化。
    4. 組織の状況:
      • 内外部の課題、利害関係者のニーズ。
    5. リーダーシップ:
      • トップマネジメントの役割と責任。
    6. 計画:
      • リスク・機会への対応や目標設定。
    7. 支援:
      • リソース、力量、コミュニケーション、文書化。
    8. 運用:
      • 製品やサービスを提供するプロセスの管理。
    9. パフォーマンス評価:
      • モニタリングや内部監査、顧客満足度の評価。
    10. 改善:
      • 継続的改善や不適合対応。
    ISO 9001の認証取得 組織がISO 9001に基づいた運用をしていることを示すために、第三者機関による審査を受け、認証を取得します。
    • メリット:
      • 顧客からの信頼向上。
      • 競争力の強化。
      • プロセスの効率化とコスト削減。組織全体の品質意識の向上。